デジタルピッキング

デジタル表示器を利用した作業支援システムでピッキング作業の効率化を実現

かんたん1分入力

デジタルピッキング

デジタルピッキングとは

デジタルピッキングとは、デジタル表示器を利用した作業支援システムです。工場や物流センターの作業者は、表示器のランプが光った場所に足を運び、表示された数だけ商品を取り出します。このように表示器の指示に従って行うピッキング作業は、正確かつスピーディーなピッキング作業を実現します。
作業方法としては、摘み取り方式(ピッキング)と種蒔き方式(仕分け)があり、それぞれデジタルピッキングシステム(DPS)、デジタルアソートシステム(DAS)と呼ばれています。

リスト(伝票)ピッキングとデジタルピッキングの違い

デジタルピッキングは、従来の出荷指示リスト(ピッキングリストや仕分けリスト)を手に持って読んで作業するリスト方式に比べて、平均して2倍以上の生産性と10倍以上の精度が実現できるとして、いずれも物流作業の効率を大幅に向上できる手段として高く評価されています。

リストピッキング デジタルピッキング
伝票読み


必要


不要

商品探し


必要


不要

ピッキング


必要


必要

再度の伝票読み


必要


不要

伝票の消しこみチェック


必要


不要

デジタルピッキングはピッキングに集中できるので、作業が早い!ピッキングスピードは2倍以上!

伝票でのピッキングにおける「伝票を見る→頭で判断→商品を探す」という部分をなくし、ランプの点滅しているロケーションから表示された数量をピッキングすることから、デジタルピッキングは単純比較で最低2倍のスピードでの処理が可能となります。

ピッキング作業の種類

摘み取り方式(シングルピッキング)

「摘み取り方式」とは、1オーダーごとに保管エリア(間口)から必要数、取り出すシンプルな作業方式です。急なオーダーが入ってもすぐにピッキング作業に取り掛かることができます。

種まき方式(トータルピッキング)

「種まき方式」とは、ピッキング作業で各注文に必要な商品をまとめて一度に取り出し、その後に注文ごとに仕分ける方法です。この方式により効率的にピッキングが行え、作業時間を短縮できます。

仕分け作業を支援するデジタルアソートシステム

デジタルアソートシステムは、種まき(アソート)方式の仕分け作業を効率化するシステムです。
各商品の場所や必要数をデジタル表示で指示し、仕分けを行う作業員を導きます。このシステムにより、ヒューマンエラーの削減や作業スピードの向上が図られます。仕分け先のコンテナやカゴ車等に無線式の表示器取り付けることで、誰でも正確な仕分け作業が可能です。結果的に、業務効率の向上とコスト削減にも寄与します。

仕分けと重量検品を支援するウェイトアソートシステム

表示器による出荷先別仕分けと重量検品を同時に行える、計量器付きアソートシステムです。配送先別に仕分けする段階で、重さによる検品作業も同時に行い、仕分けミスを徹底的に防ぎます。
表示器のランプで仕分け位置、個数を確認し仕分けを行い、数量の過不足を自動で判定します。ミスがあれば警告として光で間違いを教えてくれるので、だれでもミスなく仕分けることができます。

お客様現場の課題とDPSによる解決方法

  • 作業ミス(ポカミス)防止

  • 作業者の負担軽減

  • ペーパーレス

  • スピードアップ

  • 処理件数が膨大

  • スペースの有効活用

  • 作業履歴管理

作業ミス(ポカミス)を防止

人の作業の生産性では、DPSやDASの優位性が示されているが、人間作業系でミスを防止するには作業スピードを落とすことになります。

  • 作業スピードを維持してミスをなくすために、ピッキングしながらPOS検品するピックアンドチェックシステム
  • 作業者の手の位置を検知して間口の間違えをチェックするポカヨケスクリーン
  • 間口個々の表示器にシャッターを備えて作業ミスを防止するシャッターアソートシステムSAS
  • 仕分け棚の間口個々に重量検品装置を設置してネットワークで連携することで、仕分けしながら重量検品するウェイトアソートシステムWAS

商品や部品の属性と物流の諸特性に応じて投資効果に配慮したシステムを選択していただけるよう、さまざまなソリューションでお客様のニーズに対応しています。

ピックアンドチェックシステム

センサー式ポカヨケ

シャッターアソートシステムSAS

ウェイトアソートシステムWAS

省電力化へのアプローチ

フルドット表示器(電子ペーパー搭載表示器)

環境保全と省エネへの観点から、家電製品のみならず電気・電子機器の省電力化が進められています。また、表示媒体としての使い捨てになる紙の消費を削減すべく、電子ブックなどの製品がネットワーク技術の進化と相俟って脚光を浴びています。
消費電力の低減に向けて、電子ペーパーを搭載した表示器を開発しました。その結果、消費電力の低減と合わせて、表現力が向上し、数字や文字以外にバーコードや画像なども表示できるようになり、デジタルピッキングシステム以外に棚札機能として等、様々な用途にも活用の道が開かれています。
商品棚や仕分け棚のロケーションの変更に合わせて表示を書き換えることで、棚番ラベル、商品ラベル、出荷先ラベルなど、従来は必要の都度、紙に印刷して棚などに貼付していたラベルが要らなくなり、ここでも使い捨てではなく、ペーパーレスでスマートな表示システムが実現しました。

フリーロケーションとモバイルへの挑戦

無線式デジタル表示器(NWシリーズ)

表示器のフリーロケーションとモバイルニーズに対応するために、無線通信方式の表示器システムを開発しています。この無線表示器は、フリーロケーションでの利用だけでなく、移動しながら作業指示を提示するモバイルシステムとしても利用できます。特に無線式ピッキングシステムは、デジタルピッキングシステムを導入したいが配線工事を避けたい、表示器を自由に移動させたいというニーズに最適です。

無線表示器は、仕分け作業などで広く利用されています。作業終了後には、ラックやコンテナと一緒に撤去することで作業スペースを効果的に活用できます。さらに、様々なレイアウトに柔軟に対応できるため、現場の環境に合わせてシステムを構築することが可能です。

当社は、作業生産性と精度向上を実現するために、ペーパーレスな技術を取り入れてきました。この取り組みにより、プリンターレスの状態になるため、省資源と省エネにも貢献しています。製造と物流を担当するお客様からのニーズに合わせ、デジタルピッキングシステムだけでなく、作業支援システムの進化にも取り組んでいきます。

アイオイ・システムは、お客様のニーズと現場の要件に応えるために努力し続けています。今後もさらなる進化を遂げる作業支援システムを提供していきますので、お気軽にお問い合わせください。

構成図

アイオイ・システムではお客様の現場状況に応じて、最適なソリューションを導き出します。
自社の製品・システムに限らず、他社製品との組み合わせもワンストップでご提案いたします。

AIOIの多彩なデジタルピッキング

有線表示器

有線表示器

電源切れの心配がなく安定した接続の有線表示器は、正確なデータ表示で効率的なピッキングを支援します。

無線表示器

無線表示器

配線不要で、どこにでも簡単に設置できる無線表示器は、多様な現場に柔軟に対応し、効率的なピッキングを支援します。

シャッターアソートシステム SAS

シャッターアソートシステム SAS

シャッター付き表示器(ポカヨケゲート表示器)を活用し、仕分けミスを“ゼロ”に近づけるシステムです。

お問い合わせ・
無料相談はこちら

お気軽にお問い合わせください。

close