CSR活動 株式会社エスコアハーツ様
特例子会社として、事業と障がい福祉の両立に向けた取組みの中で、作業支援システムのデジタルピッキングシステムを導入していただいてます。
障がい者支援に活用されているデジタルピッキングシステム
株式会社ノーリツの特例子会社として、企業型障がい福祉モデルの構築を目指している株式会社エスコアハーツ様。給湯器等の取扱説明書/工事書を注文書(データ)に基づき、ピッキングを行い納入先へ出荷しています。
株式会社エスコアハーツ様の事業内容について
株式会社ノーリツからの生産・事務に関する受託業務を中心に、高効率ガス給湯器の部品加工や取扱説明書/工事書の出荷、お客様用カタログや消耗部品の発送、ノーリツグループの人事や総務といったコーポレート業務のシェアードサービスなど、多種多様な事業を行っています。障がい者と健常者の共働により、個々の特性やスキルを活かしながら業務に取り組んでいます。
1日の処理量、生産性など
作業者は全員障がい者であり、入付側2名・出荷側1名の、3名体制で行っています。
給湯器等の取扱説明書/工事書を注文書(データ)に基づき、ピッキングを行いビニール袋に入れ納入先へ出荷しています。
処理量に関しましては、100機種以上の各製品(注文書)に対して400点以上の部品から必要な部品をピッキングしています。
ピッキングシステムを導入したきっかけ
導入前は部品の種類も少なく、注文書のリストを目視確認してピッキング作業を行っていました。しかし、部品の種類が大幅に増加した事によって目視確認での作業では時間が掛かり、ピッキング間違いが発生することもありました。
そこで、ピッキング作業を簡素化し、ピッキング間違い防止や作業を効率化することを目的として、ピッキングシステムを導入させて頂きました。また、部品点数の増加に対し、ジャンクションBOXを追加することによってピッキングランプの増設が可能であることも導入したきっかけの1つです。
ピッキングシステムを導入して気に入っているポイントや、
導入したあとに気付いたよかったポイント
未経験者でも経験値に左右されず、作業の属人化が解消されたのがよかったポイントです。新人の作業者の作業習得が容易になり、スタッフの作業指導の短縮化・作業者間のローテーションも可能になりました。
また、現物(部品)のバーコードを読み取ることによって部品のピッキング以外にも、部品の入庫作業時にもピッキングシステムを活用し、ストアへの格納間違い防止へ繋げる事や、スタッフの属人化を解消出来た事が気に入っているポイントです。
今後のビジネスの展望
今後は、生産・事務に関する業務の深化と業務範囲の拡大、新規ビジネスの開拓、地域貢献活動などに特例子会社の強みを活かしながら取り組みます。また、給湯器のリサイクルを通じ、障がい者就労支援と国内資源循環の実現を目指す“人に笑顔プロジェクト”についても取組みを加速していきます。お取引関係者さま、障がい福祉分野の関係者さま、ならびに事業を行う地域の皆さまには、引き続きのご支援とご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
"人に笑顔"プロジェクトの取り組みや想いについて
親会社である株式会社ノーリツが製造・販売する給湯器のリサイクルを通じて、障がい者の就労支援と国内の資源循環の実現を目指しています。ビジョンに賛同いただく多くの販売事業者様、福祉施設様、リサイクル事業者様などとの連携をさらに深め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。